松本零士

1/3ページ
  • 2019.02.03

幻想新幹線0

2010年初出 松本零士扶桑社 1巻 銀河鉄道999のエターナル編もいまだ中断したままだというのに、また新連載に手を出してたのかこの人は、と呆れるやら、びっくりするやら。 しかも幻想新幹線って・・・・。 もう宇宙軌道をいく列車の話しか描けないのか、松本零士は、と食傷でもって手にとった一冊ではあるんですが、それでもこうして読む奴が居るんだから出版社側の狙いはとりあえずはずれてない、と言うべきなんでし […]

  • 2018.12.06

銀河鉄道999(エターナル編)

1996年初出 松本零士 小学館ビッグコミックスゴールド 15~21巻 当時発行部数の低迷していた月刊誌、ビッグコミックスゴールドの起死回生の策として連載が発表されたのがこれ。 ファンの間でエターナル編と呼ばれる999の続編です。 1~14巻までは少年画報社から発売になっていた全18巻と内容が重複しており、新作は15巻から。 しかしながら999の第2部ですらゴールドの部数を飛躍的にのばす事はかなわ […]

  • 2018.12.06

ニーベルングの指環

1990年初出 松本零士 新潮社 全3巻 これまでの登場した名だたる松本キャラが全て一堂に会して物語を、と言われればそりゃファンは飛びつかざるをえないでしょうが!と大興奮したシリーズ。 1巻発売時には本当に舞い上がりました。 同じ本の中に鉄郎もメーテルもハーロックもエメラルダスもいる!ちゃんと群像劇になってる! ストーリーもじっくりと丁寧に重厚。 ワーグナーの楽劇を下敷きにスペースオペラをやる、と […]

  • 2018.12.06

超時空戦艦まほろば

1993年初出 松本零士 小学館ビッグコミックスゴールド 全2巻 なにかともめたヤマトをもう一度自分の手でリニューアルして、と言うことなのかな、と思ったりしたんですが、これまた未完。 戦場まんがシリーズっぽい展開だったので序盤は大きく警戒したんですが、どうやらそうではないみたい、と確信が持てたところで唐突に終わり。 後から調べたところによると、「ケースハード」の一編として発表された物を再編集したも […]

  • 2018.12.06

夢奥の細道

1991年初出 松本零士 小学館ビッグコミックス 作者が見た夢をエッセイ風に綴った一作。 もちろんこの場合の夢とは将来的にこうしたい、ああしたい、という夢ではなく、眠っているときに見る、言葉通りの「夢」。 あまりにもたわいないというか、だからどうしたんだというか、ああそうなんですか、と相づちを打つしかないというか、なんの感想ももてない、ってのが正直なところですかね。 だってオチも考察もなにもないん […]

  • 2018.12.06

無の黒船

1989年初出 松本零士 リイド社 全2巻 東大名誉教授竹内均氏を監修に将来の日本のエネルギー問題について、原発をテーマに漫画形式で自説を展開した異色の一作。 創作風ですが、純粋な創作ではありません。 どちらかといえば小林よしのりのゴー宣に近い形式。 作品設定上の舞台は1999年なんですが、もちろんとっくに99年は過ぎ去っており、それ故、現実との齟齬、ズレがどうしたって生じてきているわけですが、そ […]

  • 2018.12.06

V2パンツァー

1987年初出 松本零士 少年画報社ヒットコミックス 全2巻 漂流幹線000の平田先生みたいなキャラを主人公にして、砂漠を縦断する女バイク乗りを描いた未来SF。 アイディアそのものはごく初期の著者のSF系の作品を発展、アレンジしたような感じなんですが、女性が主人公の松本SFはエメラルダスを除けば他に思いあたらないので非常に物珍しく感じるのは確か。 実は秘かに人気あったのか、平田先生。 いや、知りま […]

  • 2018.12.06

漂流幹線000

1983年初出 松本零士 少年画報社ヒットコミックス 全4巻 999をもう一度、と言う編集部の意向が如実に伝わってくるタイトルですが、柳の下にやはり2匹のドジョウはいなかったことが証明されるに至ってしまった不運な一作。 当時、世間の評価は芳しいものではなかったんですが、なぜこれがダメなんだ、と実は私、1人憤っておりました。 いや、ほんと完成度高いんですよ、この作品。 少なくとも松本SFにありがちな […]

  • 2018.12.06

蜃気楼フェリー アイランダー0

1982年初出 松本零士 少年画報社ヒットコミックス あまり話題にならなかったんですが、こりゃ隠れた秀作では、と思う次第。 どうも打ちきりっぽいエンディングなんですが、皮肉にもそれ故逆にコンパクトまとまったような印象もあり。 長く連載を続けると枝葉末節を広げすぎて収拾がつかなくなるのが作者の悪いクセな気もしますんで、これぐらいが実はちょうど良いのかもしれません。 「地球へ」にも通ずる帰郷と再生の物 […]

  • 2018.12.05

新竹取物語 1000年女王

1980年初出 松本零士 サンケイ出版ワクワクコミックス 全5巻 999に次いでテレビアニメ化されたヒット作ですが、個人的には失敗作とは言えないまでもそれほど優れた作品でもないのでは、ってのが正直なところ。 彗星が地球をかすめる事によって地球に危機が、ってところまでは良いんですが、そこに竹取物語を絡めるのはやはり無茶なのでは、と思う次第。 代々地球を影から治める1000年女王の存在もあまりに絵空事 […]

  • 2018.12.05

ザ・ステテコンドル

1980年初出 松本零士 朝日ソノラマサンコミックス ああっ、まだあったよ、四畳半もの!見落としてましたあっ、って、いや、うん、見落としてても別にいいのでは、と、こっそりささやく声が聞こえてきたり。 今回の主人公はかつての四畳半ものでもよく登場したキャラ(おでん屋のおやじだったり、セックスカウンセラーだったりしたアレ)なんですが、もうなんといいますか、中年のオヤジの貧乏1人暮らしなんて、あまりに痛 […]

  • 2018.12.05

ナスカ

1980年初出 松本零士 朝日ソノラマサンコミックス これがもう、なにをどうしたかったのかのレベルでグダグダで。 例の眼鏡で短足の四畳半なあいつが主人公の、ナスカを舞台としたSFなんですが、地球外生命体について描きたかったのか、有尾人について描きたかったのか、テーマそのものがあちらへこちらへと脱線しまくり。 相変わらず思わせぶりな謎や伏線はアクロバティックな展開と共に散見できるんですが、なにも明か […]

  • 2018.12.05

クイーンエメラルダス

1978年初出 松本零士 講談社マガジンKC 全4巻 松本スターシステムではおなじみのエメラルダスが主人公のシリーズ。 しかしまあハーロックといいエメラルダスといい、意志の硬い頑固一徹な青少年に手を貸す、というか、なにくれとなく世話をやくのが本当に好きだなあ、と。 本作もほとんどが海野広という少年のストーリー。 エメラルダス本人の過去はあまり語られていない。 ハーロックもそういえばそうだったわけで […]

  • 2018.11.30

漂流3000万光年

1978年初出 松本零士 朝日ソノラマサンコミックス 新マシンナーズ、と副題がうたれているんですが、内容的には「潜水艦スーパー99」に連なるものであるようです。 潜水艦スーパー99を未読なのでよく分からないんですが、一部キャラクターも重複しているよう。 オープニング、いきなり27基の海上都市が沈没し、唯一の生き残りが、潜水艦で海中都市へと避難という大スペクタクルな展開なので、そこにぐいぐいひきこま […]

  • 2018.11.30

昆虫皇帝

1978年初出 松本零士 朝日ソノラマサンコミックス 思わせぶりも極まれり、とでもいいますか。 第1話、第2話ぐらいまでは、未知の惑星に遭難した女性が一体どうなるのか興味津々だったんですが、第5話ぐらいからもうグダグダで。 ああ、行き当たりばったりで連載続けてるんだろうなあ、と思わせる怒涛の迷走ぶり。 突然地球へ空間転移してなぜか大四畳半大物語のジュリーの嫁になってる展開に至っては、もう勘弁してく […]

  • 2018.11.30

大草原の小さな四畳半

1978年初出 松本零士 奇想天外社 西部開拓時代を舞台にトチローを主人公に据えたウエスタン風四畳半もの。 ガンフロンティアと共通する世界観なんですが、やってることは舞台が違うだけでいつもの四畳半マンネリズム。 ま、トチローはいわれのない虐待を受けて黙ってないキャラなので日本刀をひっさげてバンバン白人をぶった切るんですが、酒池肉林でドタバタという基本パターンは変わらず。 特にテーマもストーリー性も […]

  • 2018.11.30

無限海漂流記

1978年初出 松本零士 小学館ビッグコミックスゴールド 全2巻 遠い未来、荒れ果てた地球から脱出をもくろむ人類が食肉用として一部の有色人種を同伴したことに端を発する、復讐劇を描いた作品。 一話完結の連作短編形式なんですが、それぞれのストーリーが独立しているので、設定を同じくしたSF叙事詩っぽい内容になってます。 どことなく全体像がつかみにくい、というのはありますね。 茫漠と怨念を振り回しながらよ […]

  • 2018.11.30

魔女天使

1977年初出 松本零士 講談社マガジンKC さえないガニマタ短足の中学生のもとに魔女がやってきて色々助けてくれたりするファンタジー。 ほとんど妄想で願望。 ひょっとして藤子少年漫画によくあるパターンを松本流にやろうとしてるのか、などと邪推したりもしたんですが、まさかね。 特にどうということもなく、これと言って特筆すべき点もなし。 熱心なファン向きだと思います。

  • 2018.11.30

宇宙海賊キャプテンハーロック

1977年初出 松本零士 秋田書店サンデーコミックス 全5巻 作者のスターシステムの中核を担う「ハーロック」が主人公のスペースオペラ。 遠い未来、享楽に明け暮れ外宇宙からの侵略者に対する術を持たぬ堕落した人類になりかわり、ハーロックが自らの宇宙船を駆り敵に抗する、というストーリーの侵略戦争ものでもあります。 こんなふぬけた人類に救いの手をさしのべる必要はあるのか?というジレンマを超えて命を賭けるハ […]

  • 2018.11.30

銀河鉄道999

1977年初出 松本零士 少年画報社ヒットコミックス 全18巻 重箱の隅をつつくなら、色々気になる部分はあるんです。 相変わらず回収されてない伏線や謎はありますし、なにかと思わせぶりなメーテルの言動がイライラするというのもありますし、結局のところ宮沢賢治は無視しちゃっていいのか、と思ったりもしますし、蒸気機関車が宇宙を飛んで星を巡るって、真面目にSFするなら、あまりに冒険が過ぎる設定だろう、と思っ […]

  • 2018.11.30

大純情くん

1977年初出 松本零士 講談社マガジンKC 全3巻 中学生なのに何故かアパートで1人暮らしの物野けじめを主人公にまたもや定番の四畳半ものか、と思いきや徐々にSFに傾倒していく風変わりな一作。 スタイルとしてはワダチに近いんですが、ワダチほど出来はよくありません。 元々著者は生体の機械化ネタが好きな人ですが、本作でもそれは流用されており、それがちょっとワンパターンなのと、あまりに唐突な終盤での展開 […]

  • 2018.11.30

3000年の春

1976年~初出 松本零士 日本文芸社ゴラクコミックス <収録短編> 3000年の春 第3仮面帝国 スラストワールド 四次元時計 セレンの沼 ギャラクサークイーン 幽霊聖女 冷血第3生物帯 ブラックホール帝国 漫画ゴラクに掲載されたSF系の短編を集めたもの。 正直低調ですね。 焼き直しとしか思えないものも多く、オチも含めストーリー自体がマンネリ気味。 うーん、ファン向けでしょうね。

  • 2018.11.29

ワダチ

1973年初出 松本零士 講談社マガジンKC 全2巻 ほとんどの人が松本零士といえばおそらく999を代表作として挙げることと思われますが、実は私、本作こそが著者の最高傑作ではないか、と考えていたりします。 松本零士という漫画家を解析するにあたってその柱となるのは、男の生き様を頑迷に描いた「浪花節ファンタジー」と世間の理解を得られぬことから生ずる「怨念オプティミズム」だと私は思うんですね。 怨念オプ […]

  • 2018.11.29

親不知讃歌

1976年初出 松本零士 朝日ソノラマサンコミックス 毎日中学生新聞に連載された作品。 ブサイクで短足で頭も良くない中学生のぱっとしない日常を描いた、いわば四畳半ものの亜流。 親と同居している中学生のストーリーなので、厳密に言えば四畳半ものではないんですが、やってることは例の偉大なるマンネリズムそのままです。 屈折しすぎず、悲哀の度合いも柔らかめなので読みやすい、ってのはありますが、だからオススメ […]

1 3