水木しげる

  • 2018.12.12

SF新鬼太郎

1978年初出 水木しげる東京三世社 えー鬼太郎がSF?と非常に食指を動かされるものはあったんです。 だって鬼太郎とSFって、水と油だと思いますし。 なんつってもサイエンスフィクションなわけですし。 鬼太郎の存在自体がある意味SFとは対極なわけですし。 いや、鬼太郎こそが突き詰めればSFだよ、とおっしゃる諸兄もおられるんでしょうが、私が思うにSFって、やっぱりロジックだと思いますし。 鬼太郎にSF […]

死神大戦記

1974年初出 水木しげるぱる出版  突如太陽が姿を隠し、闇に包まれてしまった地球で、太陽を取り戻すべく「ユニコンの鏡」を求めて地獄へと向かう12人の子供達と水木しげるのオカルトファンタジー。 そうです、なぜかこの作品、水木しげる先生ご本人がキャラとして結構重要な役割で漫画に登場するのです。 オープニングはなんだかもう、とてつもなく壮大で、水木版ハルマゲンを描こうというのか、という勢いなんですが、 […]

  • 2018.12.11

妖怪博士の朝食

1994年初版 水木しげる小学館ビッグコミックスゴールド 全4巻 今はなきビッグコミックゴールドに連載されていた短編を集めたもの。 水木先生ご健在、と言う感じですね。 70代でこれだけ描ける、ということにまずは驚くべきかもしれません。  もうこの脱力感というか、やる気のなさというか、これ物語なのか?と思わず疑いたくなってしまういきあたりばったり感は本当に独特。 なんだこれわけわかんね、と […]

  • 2018.12.11

のんのんばあとオレ

1992年初出 水木しげる講談社漫画文庫 作者の自伝。 怪異を頭ごなしに科学で否定せず、拝み屋ならではの論理体系で解いてみせるのんのんばあの存在が実に魅力的ですが、まあ、実話ベースですんでオチもなければ特にドラマ性もなく、ああ、そういうものなのかもしれないなあ、で終わってしまうってのはありますね。 昭和6年の鳥取を舞台に、独特の価値観に支えられた日々の生活の描写は興味深いんですが、人の生死でさえい […]

  • 2018.12.11

悪魔くん世紀末大戦

1987年初出 水木しげる光文社コミックス 悪魔くん千年王国の続編。 さて、続編と言うからには、志半ばだった千年王国の樹立を第一義に再び悪魔くんは活動しなければならないはずなんですが、なんといいますか、精神性よりバトルもの、みたいな部分に大きく比重が割かれていて、え、これなんか違う、と言うのが正直なところ。 テーマなき妖怪退治は鬼太郎にまかせておけばいいのであって。 物語も閉じられることなく途中で […]

  • 2018.12.11

悪魔くん千年王国

1970年初出 水木しげる講談社KCスペシャル 全2巻 水木しげるの悪魔くんシリーズはリメイクやらリテイクやら色々あって本当にややこしいんですけど、私が読んだのは当時の少年ジャンプに連載された原稿を講談社が再録、再刊行したもの。 えーまず最初に貸本版の「悪魔くん(63~)」があるんですね。 これは人気がふるわず、途中で打ち切り。 その後、少年ジャンプで、貸本版悪魔くんをきちんと最後まで描こう、とセ […]

  • 2018.12.11

悪魔くん

1966年初出 水木しげる講談社マガジンKC 全2巻 この作品も鬼太郎同様、シリアスな内容の貸本版があったり、壮大な構想を有した悪魔くん千年王国へプロットがリンクしてたりと、なにかとややこしいのですが、本作に限っては悪魔を使役する少年の活躍を描いた勧善懲悪もの、になってます。 うまいなあ、と思ったのは呼び出された偏屈な悪魔メフィストと主人公真吾との関係性の描き方ですね。 ソロモンの笛を使い、少年が […]

  • 2018.12.11

ゲゲゲの鬼太郎

1965年初出 水木しげる中央公論社愛蔵版 全5巻 テレビアニメ史上最多となる5回のシリーズ化を成し遂げた国民的作品なわけですが、漫画だけ読んでますとなにがそこまで人気を博した?と不思議な気持ちにならなくもありません。 特に初期は結構怪奇色が強いです。 アニメの目玉オヤジはどこかかわいらしかったりもしますが、漫画の目玉オヤジなんて、その誕生からしてマジで気味悪いですし。 よくぞこのポジションからこ […]

河童の三平

1968年初出 水木しげる 2010年にNHKで放映された「ゲゲゲの女房」のおかげで一躍国民的漫画家に祭り上げられて表彰までされてしまった水木しげるですが、みなさん本当に水木しげるの漫画、読んでるのかなあ、と言うのが私の正直な感想だったりします。 というのもね、この方、決して手塚治虫のように多産の天才でもなければ、突出した大傑作がある、と言うわけでもないからです。 もちろん何度もテレビアニメ化され […]