映画

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汚名

アメリカ 1949監督 アルフレッド・ヒッチコック脚本 ベン・ヘクト メロドラマ仕立てのスパイもの。 ド素人の女にアメリカのスパイである男が、潜入捜査を強いるお話。 普通なら「なんで私がそんなことしなきゃいけないの!」って揉めるところですが、女、アメリカのスパイに惚れちゃってるんですよね。 あなたのためなら・・・みたいな感じで容疑者の家に入り込むわけです。 女を惚れさせてしまうテクニックそのものが […]

K-19

アメリカ/イギリス/ドイツ 2002監督 キャスリーン・ビグロー脚本 クリストファー・カイル ソビエトの原子力潜水艦K-19が、1961年におこした原子炉事故を映像化した実話もの。 ストレンジ・デイズ(1995)、悪魔の呼ぶ海へ(2000)と、赤字映画を連発したビグローの挽回作で、全米でスマッシュヒットを記録してます。 きっちりエンタメ路線ですね。 とんでもなく深刻な題材なのに、恐ろしさよりドキド […]

  • 2020.02.04

絶対の愛

韓国/日本 2006監督、脚本 キム・ギドク 恋人の不実さに業を煮やし、整形を決心した女の行く末を描く恋愛ドラマ。 整形大国韓国ならではの題材か、と思いますが、私が考えていた以上に美容整形が一大事であるかのように描写されていて、あれ?っと首を捻ったり。 韓国じゃあ、成人したお祝いに、親が娘に美容整形をプレゼントしたりするんじゃなかったの? 流言飛語? 劇中では整形外科医が入念に説明責任を果たした上 […]

  • 2020.02.03

ポラロイド

アメリカ 2017監督 ラース・クレヴバーグ脚本 ブレア・バトラー いわゆる「呪いのカメラ」のお話ですね。 そのカメラの被写体となった人間は例外なくみんな死ぬ、ってやつ。 はっきり言って、なんの新鮮味もなければ物珍しさもありません。 わざわざ2017年にやるようなネタか?これ?と小首をかしげたくもなったりするわけですが、新人監督のお披露目的な作品と考えるなら、まあ、安定感あるほうかな、と思ったりは […]

ジョーカー

アメリカ 2019監督 トッド・フィリップス脚本 トッド・フィリップス、スコット・シルバー しかしまあ、それにしてもDCはとんでもない映画をラインナップに加えたものだ、と驚きましたね。 これ、ジャスティス・リーグ(2017)とかワンダー・ウーマン(2017)見る感覚で劇場行ったら腰抜かしますよ、マジで。 はっきり言って落ち込む。 もう閉塞感というか、やるせなさがメーター振り切ってて、あれ?なんの映 […]

  • 2020.02.01

ザ・バニシング-消失-

オランダ/フランス 1988監督 ジョルジュ・シュルイツァー原作 ティム・クラッペ ドライブインで忽然と姿を消した妻を、3年に渡り探し続ける夫の顛末を描くサスペンス。 さて、消えた女を探すお話というと、古今東西に溢れかえっていてその歴史を追うだけでも一苦労だったりしますが、古いところだとヒッチコックのバルカン超特急(1938)やポランスキーのフランティック(1988)あたりが私は印象に残ってまして […]

  • 2020.01.29

ディアマンティーノ 未知との遭遇

ポルトガル/フランス/ブラジル 2018監督、脚本 ガブリエル・アブランテス、ダニエル・シュミット なんとも奇天烈な映画としか言いようがないですね。 主人公はポルトガルの有名なサッカー選手なんですけど。 自らをトランス状態におくことによって、天才ストライカーの名をほしいままにしてたんですが、ある日突然トランスできなくなってしまい引退。 そしたら政府の極秘機関が「主人公のクローンを作って、チームを作 […]

ザ・ファブル

日本 2019監督 江口カン原作 南勝久 ヤングマガジン連載中の漫画を映画化した作品。 裏社会では伝説的存在である凄腕の殺し屋が、殺人を禁じられ、一般社会で普通に暮らすことを強要されるお話。 私は原作を読んでないので断言できませんが、これ、コメディのプロットだよな、と思ったんですよね。 浮世離れした殺し屋の、ズレた日常生活を面白がるパターン。 ギャップを楽しむお笑い、というか。 なので岡田准一の演 […]

ポーラー 狙われた暗殺者

アメリカ/ドイツ 2019監督 ヨナス・アカーランド原作 ビクトル・サントス 引退間近の凄腕な殺し屋と、組織の暗闘を描いたガンアクション。 個人VS組織で、主人公は壮年、とくればどうしても思い出されるのがジョン・ウィック(2014)だったりしますが、まあぶっちゃけ似たような感じです。 双方ともグラフィックノベルっぽい内容ですしね。 本作は実際にウェブコミックが原作らしいですけど。 違いがあるとする […]

  • 2020.01.26

エンター・ザ・ボイド

フランス 2009監督、脚本 ギャスパー・ノエ 予期せぬ死に見舞われたドラッグ・ディーラーが、自分の死を受け入れられず、現在と過去を縦断して居住していた東京の街を浮遊するお話。 SFファンタジーといえばそうなんでしょうけど、なんせギャスパー・ノエなんでその手の心優しさとか、温かみとかは欠片もありません。 そもそもが裏社会に生きる外国人(日本にとって)ディーラーの魂?ですから。 もう、ろくなものを見 […]

悪魔の呼ぶ海へ

アメリカ/フランス/カナダ 2000監督 キャスリーン・ビグロー原作 アニタ・シュリーヴ 19世紀後半に起きた殺人事件を記事にしようと、孤島を訪れた男女4人が、事件を調べていく内にあれこれ揉めだすお話。 原作は全米ベストセラー小説らしいんですが、映画の評価はふるわず興行成績も惨敗、日本国内においてはビデオスルーされてます。 ま、そりゃそうだろうなあ、と思います。 端的に言っちゃうなら文芸作品風の路 […]

アレックス

フランス 2002監督、脚本 ギャスパー・ノエ 奇才とも呼ばれるギャスパー・ノエが本領を発揮してきたのはこの映画からでしょうね。 トラウマ映画だとかグロ映画だとか、トランスムービーだとか色んな評を目にしますが、似たようなことをやってる人を思いつかない、という意味では前衛的と言えるかもしれません。 前衛をどう受け止めるかで伝える言葉も変わってくるわけで。 特徴的なのはカメラワーク。 一見、POVなの […]

  • 2020.01.23

神と共に 第1章 罪と罰

韓国 2017監督 キム・ヨンファ原作 チュ・ホミン 韓国の人気ウェブコミックを映画化した作品。 簡単に言っちゃうなら、韓国版地獄巡りとでも言ったところでしょうか。 丹波哲郎の大霊界(1989)みたいなものだな、うん。 違うだろ。 私は韓国人の多くがキリスト教徒である、と思ってたんで、仏教的宗教観が息づいてることに意外性を感じたんですが、よく調べてみたらアジアでは多くのキリスト教徒がいる国、ってだ […]

  • 2020.01.22

カノン

フランス 1998監督、脚本 ギャスパー・ノエ 一部で絶大な人気を誇るフランスの先進的な映画監督、ギャスパー・ノエの劇場初長編作。 自身が監督した40分ほどの短編、カルネ(1994)の続編らしいんですが、私は未見。 間違いなくカルネから順番に見たほうがいいんでしょうけど、これがねえ、2000年にリリースされて以降、再発売されてないんで、今やものすごいお値段になってまして。 いいのかどうかわからん映 […]

アド・アストラ

アメリカ 2019監督 ジェームズ・グレイ脚本 ジェームズ・グレイ、イーサン・グロス はるか太陽系の彼方へ、地球外生命体の探索を目的として旅立ったまま行方不明となった父親を、同じ宇宙飛行士を志した息子が探しに行く物語。 息子の向かう目的地は海王星近縁なんですけどね、これ、肉親の情とか、ヒューマニズムの精神でわざわざ宇宙船に乗り込むわけじゃないんです。 そもそも息子は遠の昔に親父は死んでる、と思って […]

  • 2020.01.20

MUTE/ミュート

イギリス/ドイツ 2018監督、原案 ダンカン・ジョーンズ 未来のベルリンを舞台に、突然行方がわからなくなった恋人を探す男を描くSFサスペンス。 体裁はサイバーパンク風で、未来世界の作り込みもそれなりのこだわりが見受けられ、SF好きとしては楽しめなくはないんですが、最大の難点は文脈がサスペンスなのにサスペンスの体をなしてないことでしょうね。 やっぱりね、姿を消した恋人は、なぜ姿を消さねばならなかっ […]

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

アメリカ 2019監督、脚本 クエンティン・タランティーノ シャロン・テート殺害事件を題材に、隣人である落ち目の俳優とそのスタントマンを描いた60年代ハリウッドの内幕劇。 さて、私はタランティーノを「映画における自分の語り口を確立した人」と思ってて。 これを以前「芸」と書いたんですけど。 なかなか監督の作家性だけで勝負できないハリウッドにおいて、任せておけば当たるから彼の芸を信じてればいい、という […]

エンド・オブ・ホワイトハウス

アメリカ 2013監督 アントワーン・フークア脚本 クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト 知らない内に第二弾エンド・オブ・キングダム(2016)、第三弾エンド・オブ・ステイツ(2018)と公開になってるので「見逃してたけど、これはひょっとしたらめちゃくちゃ面白い映画なのではなかろうか」と、慌てて見たシリーズ第一弾なわけですが、えーと、さほどでもなかった。 うん、みなさんおっしゃって […]

バード・ボックス

アメリカ 2018監督 スサンネ・ビア原作 ジョシュ・マラーマン 「それを見たら痛切な自死の衝動にとらわれる」なにかが、ある日突然、跋扈するようになった世界を描くパニックSF。 防ぐ手立てはただ一つ「目を閉ざし見ないこと」。 原作が優れてるってことなんでしょうけど、これはなかなか斬新なプロットだなあ、と思いましたね。 視界を通して精神に働きかけるという設定に感心。 意外とありそうでなかったパターン […]

オクジャ/okja

アメリカ/韓国 2017監督 ポン・ジュノ脚本 ポン・ジュノ、ジョン・ロンソン 食肉用に開発された新種のスーパーピッグを巡る、畜産農家の少女と企業のいざこざを描いたブラックなコメディ。 いや、ポン・ジュノ、すごいところに手をつっこんできたな、と。 これ、ありえない話じゃないですもんね。 天候不順や人口増加がまねく食糧危機は以前から指摘されてますから。 それをクリアするために、もっと簡易にコストをか […]

Diner ダイナー

日本 2019監督 蜷川実花原作 平山夢明 殺し屋専門の会員制ダイナー(レストラン)に売り飛ばされた女と、店主であるコックを描いた裏社会ドラマ。 さて私は、原作を数年前に読んでて、平山夢明がこんな小説を書くのか!と唸らされたクチだったりするんですが、いやー蜷川実花、ほんと好き勝手滅茶苦茶にしてくれやがりましたね。 原作ファンは多分怒ってると思う。 なんで安っぽい少年漫画みたいになってるんだよ!って […]

無双の鉄拳

韓国 2018監督、脚本 キム・ミンホ 96時間(2008)の「もし誘拐されたのが美人妻だったら・・」ヴァージョン。 主人公はマ・ドンソク演じるドンチョル。 この男、かつては「一度キレたら誰にも止められない」「雄牛」と恐れられた武闘派。 妻のおかげで真面目に魚市場で働くまでに更生したんですが、そんな彼の制御弁かつストッパーたる奥様を、こともあろうか犯罪者集団は拉致っちゃうんですな。 いうまでもなく […]

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

アメリカ 2019監督 マイケル・ドハティ脚本 マイケル・ドハティ、ザック・シールズ GODZILLA ゴジラ(2014)の続編にして、キングコング 髑髏島の巨神(2017)に続くモンスターバース・シリーズ第三弾らしいんですが、いやー、ひどい。 ほんとひどい。 もう、つっこむ気すらおきないですね。 あたかも、国内において粗製乱造された昭和のゴジラシリーズ(1960年代~70年代)を見ているかのよう […]

ハウス・ジャック・ビルト

デンマーク/フランス/スウェーデン 2018監督、脚本 ラース・フォン・トリアー 思ってた以上に球筋の素直なシリアルキラーものでしたね。 いや、なんせトリアーだから。 露悪的かつ鬱屈とした嫌らしさで、ものすごく後味の悪いオチへとリードするんだろうなあ、いやだなあ、と思ってたんですが、そうでもなかった。 雑に類別するなら、これまでに発表されたあまたの殺人鬼ものとそれほど大きな差異はない。 殺人鬼であ […]

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