クリストファー・ノーラン

ダンケルク

イギリス/アメリカ/フランス 2017監督、脚本 クリストファー・ノーラン 第二次世界大戦中、ナチスドイツに包囲され、フランスからの撤退を余儀なくされた英仏連合軍の脱出作戦「ダンケルクの戦い」を描いた一作。 さあ、困ったな、と。 これはどう評すればいいんだろう、と。 つまらなかったわけではないんですが、なんというか薄味でね。 特にシナリオ、包囲されました、命からがら脱出しました、以上、なんです。 […]

インセプション

アメリカ 2010監督、脚本 クリストファー・ノーラン ド級のSFと言っていいと思います。 近年のハリウッドにおいて、こんなクソややこしくもマニアックな題材をきちんとエンターティメントに仕上げて、しかもヒットさせるなんて御技はもうクリストファー・ノーランにしかできないことでしょうね。 まあ、他人の精神に侵入する、潜る、というネタ自体はそれほど新しくはないと思うんです。 日本においては小松左京が78 […]

ダークナイト・ライジング

アメリカ 2012監督 クリストファー・ノーラン原案 クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー ノーラン版バットマンの3部作完結編。 前作ダークナイトの完成度があまりに凄まじかったものですから、まあ、あれを超えるのはさすがに無理だろう、と私はタカをくくってたりもしたんですが、超えられないまでも同等に近いところまでノーランは作品を練り上げてきてて、もう本当にただただ脱帽の一言。 ただですね […]

ダークナイト

アメリカ 2008監督 クリストファー・ノーラン原案 クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー アメコミどころかヒロイックファンタジーですらないのではと思える迫真のリアリズムで完全に凡百を引き離し、いまだ独走状態にある作品、と言っていいでしょうね。 映画化にあたって普通はまず、ゴッサムシティをどういう世界観で構築するのか、を誰もが考えると思うんですよ。 実際、過去に映画化を手がけたティム […]

プレステージ

アメリカ 2006監督 クリストファー・ノーラン原作 クリストファー・プリースト 世界幻想文学大賞を受賞した「奇術師」を映画化。 19世紀ロンドンを舞台に、マジックに全てをかける二人のマジシャンの嫉妬と怨嗟渦巻くライバル関係を描いた作品。 基本、人間ドラマなんですが、どこまでが当時の手品師を取り囲む世界に忠実なのか、よくわからない部分もあって、ある種のファンタジーというとらえ方も出来るかもしれませ […]

バットマンビギンズ

アメリカ 2005監督 クリストファー・ノーラン原案 デヴィッド・S・ゴイヤー えー私は格別アメコミに詳しいわけではなくて。 ですんで原作のDCコミックを読んだこともなければ、バットマンがそもそもどういう超人なのかもよくわからない。 それはかつてのティム・バートン版のバットマンを見た後も大きく変わることなく、ああ結局ヒロイックファンタジーなのね、程度の認識しかなかった。 ですんでリブート版である本 […]

インソムニア

アメリカ 2002監督 クリストファー・ノーラン脚本 ヒラリー・サイツ 97年にノルウェーで製作された「不眠症」のリメイク。 オリジナル版は未見。 おや、ノーランは意外な方向に駒を進めてきたな、と言うのが第一印象。 なんせ出演がアル・パチーノとロビン・ウィリアムスですんで、ある種のスター映画、ととらえることも可能かと思うんです。 フォロウイングやメメントのように作家性と実験性がぐつぐつ煮えているよ […]

  • 2019.01.17

メメント

アメリカ 2000監督、脚本 クリストファー・ノーラン 病気が発症する以前の記憶はあるものの、それ以降の短期記憶が数分おきに消えてしまうという記憶障害を患った男を描いたサスペンス。 やはり前向性健忘というあまり知られていない疾患を題材としたのが凄かったように思います。 普通はそこから話を広げられない、と思うんですよ。 なんせ何があって、自分はここにいて、何をしようとしているのか、肝心の本人が全くわ […]

  • 2018.11.27

フォロウィング

イギリス 2001 監督、脚本 クリストファーノーラン モノクロで決して派手なわけでも突飛なわけでもないのに、見始めて10分程度で、ああ、これはおもしろい、と前のめりになりました。 作家志望の男が、興味本位で他人を尾行する趣味にふとしたきっかけで協力者を得て、非合法に泥沼化してしまうサスペンスなんですが、とても長編デビュー作とは思えぬシナリオ構成の緻密さ、テクニックに舌を巻きました。 感心したのは […]

インターステラー

アメリカ 2014 監督 クリストファー・ノーラン 脚本 ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン ゼログラビティといい、最近のハリウッドはなんだか妙に宇宙づいてるなあ、なんて思ったりもしたんですが、そこはクリストファーノーラン、さすがに一筋縄ではいきません。 SFのプロットとしてはですね、決して新しいわけでも斬新なわけでもないと思うんです。 人類がもはや生存に適しなくなってしまった地球の代 […]