0年代

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K-19

アメリカ/イギリス/ドイツ 2002監督 キャスリーン・ビグロー脚本 クリストファー・カイル ソビエトの原子力潜水艦K-19が、1961年におこした原子炉事故を映像化した実話もの。 ストレンジ・デイズ(1995)、悪魔の呼ぶ海へ(2000)と、赤字映画を連発したビグローの挽回作で、全米でスマッシュヒットを記録してます。 きっちりエンタメ路線ですね。 とんでもなく深刻な題材なのに、恐ろしさよりドキド […]

  • 2020.02.04

絶対の愛

韓国/日本 2006監督、脚本 キム・ギドク 恋人の不実さに業を煮やし、整形を決心した女の行く末を描く恋愛ドラマ。 整形大国韓国ならではの題材か、と思いますが、私が考えていた以上に美容整形が一大事であるかのように描写されていて、あれ?っと首を捻ったり。 韓国じゃあ、成人したお祝いに、親が娘に美容整形をプレゼントしたりするんじゃなかったの? 流言飛語? 劇中では整形外科医が入念に説明責任を果たした上 […]

  • 2020.01.26

エンター・ザ・ボイド

フランス 2009監督、脚本 ギャスパー・ノエ 予期せぬ死に見舞われたドラッグ・ディーラーが、自分の死を受け入れられず、現在と過去を縦断して居住していた東京の街を浮遊するお話。 SFファンタジーといえばそうなんでしょうけど、なんせギャスパー・ノエなんでその手の心優しさとか、温かみとかは欠片もありません。 そもそもが裏社会に生きる外国人(日本にとって)ディーラーの魂?ですから。 もう、ろくなものを見 […]

悪魔の呼ぶ海へ

アメリカ/フランス/カナダ 2000監督 キャスリーン・ビグロー原作 アニタ・シュリーヴ 19世紀後半に起きた殺人事件を記事にしようと、孤島を訪れた男女4人が、事件を調べていく内にあれこれ揉めだすお話。 原作は全米ベストセラー小説らしいんですが、映画の評価はふるわず興行成績も惨敗、日本国内においてはビデオスルーされてます。 ま、そりゃそうだろうなあ、と思います。 端的に言っちゃうなら文芸作品風の路 […]

アレックス

フランス 2002監督、脚本 ギャスパー・ノエ 奇才とも呼ばれるギャスパー・ノエが本領を発揮してきたのはこの映画からでしょうね。 トラウマ映画だとかグロ映画だとか、トランスムービーだとか色んな評を目にしますが、似たようなことをやってる人を思いつかない、という意味では前衛的と言えるかもしれません。 前衛をどう受け止めるかで伝える言葉も変わってくるわけで。 特徴的なのはカメラワーク。 一見、POVなの […]

  • 2019.09.28

韓国 2005監督、脚本 キム・ギドク 海に浮かぶ古びた船で、釣り船業を営みながら暮らす老人と少女を描いた作品。 この二人が特異なのは、お互い血がつながっていない間柄だというのに生活を共にしているという点。 もともとはじじいが一人で船上生活をしていたっぽいんですが、ある日突然少女を連れ帰ってきて監禁同様に育て始めた、というのだからちょっとおだやかじゃない。 細かな事情はわかりませんが、普通に考えて […]

うつせみ

韓国/日本 2004監督、脚本 キム・ギドク 独占欲の強い夫に苦しめられる人妻ソナと、謎の青年テソクの秘めたる関係を描いた奇妙なラブロマンス。 さて、主人公テソクなんですが、相当な変わり者でして。 自分の持ち物はバイクだけ。 めぼしい家を探し出しては、ピッキングで侵入し、主の居ない部屋で数日を過ごす。 金銭目的な空き巣稼業、というわけじゃないんです。 どうやらその日その日の宿を確保できればいい、と […]

  • 2019.06.19

母なる証明

韓国 2009監督、原案 ポン・ジュノ 息子にかけられた殺人の嫌疑を晴らそうとする、母の執念を描いたサスペンス。 まあ、間違いなく現代日本では危なっかしくて誰も手を出さない題材でしょうね。 なんせ息子のトジュンは知的障害者。 そんな彼を警察は「名前入りのゴルフボールが殺害現場にあったから」という理由だけで強引に逮捕。 証拠もクソもあったもんじゃありません。 田舎警察ゆえの焦りや、経験値の少なさが逮 […]

Mr.インクレディブル

アメリカ 2004監督、脚本 ブラッド・バード ディズニー配給ピクサー制作のフルCGアニメ第6弾。 つっても私の場合、あまり熱心にピクサーのアニメを追っているわけではないので、第6弾と言われても一向にピンと来なかったりはするわけですが、継続してリリースされてるってことは人気があるということでしょうし、そこは期待してもいいのかな、と。 普段ならほとんど見ることのないフルCGアニメなんですが、この作品 […]

サマリア

韓国 2004監督、脚本 キム・ギドク ある理由から売春行為を続ける女子高生と、それを知りつつ止められない父親の苦悩を描いた家族ドラマ。 さて、主人公の女子高生ですが、実は金銭目的で売春を続けているのではありません。 むしろその逆で、行為のあと、見知らぬ男にお金を渡すことを自らに義務付けていたりする。 なので厳密には売春ではなく買春なんですが、女子高生がなぜそんなことをする必要がある?と誰もが思う […]

アイデンティティー

アメリカ 2003監督 ジェームズ・マンゴールド脚本 マイケル・クーニー 嵐の夜、偶然モーテルに居合わせることになった11人の男女の惨劇を描いたスリラー。 まあ、はっきり言ってしまうなら既視感たっぷりの、ありがちな設定であることは疑いようもありません。 懲りもせずまた似たようなことをやるのか!とお怒りの諸兄もきっとおられたことでしょう。 私も正直最初はそう思った。 ところがだ。 これが決して一筋縄 […]

コースト・ガード

韓国 2001監督、脚本 キム・ギドク 民間人を誤って射殺してしまった兵士の転落を描いた一作。 まず、私が興味深かったのは南北軍事境界線を守る兵士が、地域住民からどういう目で見られているのか、という点でしょうか。 やっぱり日本で暮らしてると、北朝鮮と韓国の国境沿いなんて物々しい雰囲気でみんなピリピリしまくってるんだろうなあ、などと想像しがちだと思うんですが、実はそうでもない、ってのがかなり意外でし […]

  • 2019.04.04

かいじゅうたちのいるところ

アメリカ 2009監督 スパイク・ジョーンズ原作 モーリス・センダック 欧米においては知らない人が居ない、と言われるほど有名な絵本を映画化した作品。 私は原作を手にとったことがないので、なにがどう子供たちをひきつけてやまないのかさっぱりわからんのですが、聞いたところによると文章はほんのわずか、むしろ独特な絵柄の方にこそ魅力がある一冊とレビューされていたりもしまして。 それを鵜呑みにするわけじゃない […]

  • 2019.04.03

ハイテンション

フランス 2003監督 アレクサンドル・アジャ脚本 アレクサンドル・アジャ、グレゴリー・ルヴァスール アレクサンドル・アジャの名を一躍有名にしたスプラッター・ホラー。 郊外にある友人の実家で試験勉強に励もうとする女子大生の二人組を、なんの前触れもなく襲う殺人鬼の話なんですが、まあ中盤ぐらいまではよくあるパターンといえばよくあるパターンです。 田舎、アホな大学生、狂える無差別殺戮者、とくればスラッシ […]

倫敦から来た男

ハンガリー/ドイツ/フランス 2007監督 タル・ベーラ原作 ジョルジュ・シムノン ジム・ジャームッシュやガス・ヴァン・ザント監督がリスペクトを公言するハンガリーの重鎮、タル・ベーラが手がけたサスペンス。 さてタル・ベーラなんですが、映画マニアを中心に熱狂的なファンが世界に点在する監督として知る人ぞ知る伝説的存在なわけですが、正直なところ私はかなり警戒しておりました。 彼を有名にしたのは00年に発 […]

アダプテーション

アメリカ 2002監督 スパイク・ジョーンズ原作 スーザン・オーリアン 大枠で言うなら蘭コレクターの知られざる世界を描いたサスペンスなんですが、主役がなぜか脚本家のチャーリー・カウフマンというのがこの作品の独特さでしょうね。 私が驚かされたのは冒頭、いきなりマルコビッチの穴(1999)の撮影風景のシーンから物語が始まること。 チャーリーが現場に居て、次の作品をどうするか、プロデューサーと打ち合わせ […]

ウォンテッド

アメリカ 2008監督 ティムール・ベクマンベトフ原作 マーク・ミラー、J・G・ジョーンズ 2003年に発売されてカルト的人気を博したグラフィック・ノベルを映画化した作品。 ナイト・ウォッチシリーズでロシアの興行記録を塗り替えたベクマンベトフ監督の、ハリウッド進出作でもあります。 暗殺組織と青年の関わりを描いたアクションなんですが、まあ、元ネタがいわゆるアメコミですんで。 はっきり言って相当に荒唐 […]

  • 2019.03.28

デス・サイト

イタリア 2004監督 ダリオ・アルジェント脚本 ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリー二 しかしまあデス・サイトって、なんとも安直な邦題だなあ、とつくづく思いますね。 ソウ(2004)が大ヒットしてた頃ですしね、人気に便乗したかったのかなあ、などと勘ぐってしまいそうですが、どうであれ、センスねえなあ、と。 そもそも原題はIL CARTAIO、英題THE CARD DEALERですしね。 デスな […]

  • 2019.03.28

デイ・ウォッチ

ロシア 2006監督 ティムール・ベクマンベトフ原作 セルゲイ・ルキヤネンコ、ウラジーミル・ワシーリエフ ロシアで空前の大ヒットを記録したナイト・ウォッチ(2004)の続編。 いわゆる光と闇の戦いを描いた古いタイプのSFファンタジーなわけですが、今回は、はからずも息子が闇の側に与してしまった主人公(光の監視人)の苦悩を軸としてストーリーが展開。 前作見てないと全くわからないと思います。 とりあえず […]

静かなる叫び

カナダ 2009監督 ドゥニ・ヴィルヌーブ脚本 ドゥニ・ヴィルヌーブ、ジャック・ダヴィッツ 1989年にカナダのケベック州モントリオール工科大学で、実際に起こった銃乱射事件をベースとした実話もの。 女性ばかりを狙って28人を銃撃、うち14人が死亡しているという凄惨な事件だったことを配慮してか、登場人物は架空、事件の概要をなぞる形で映画化されてます。 かの衝撃作「灼熱の魂」の前に撮られた作品で、国内 […]

湿地

アイスランド/デンマーク/ドイツ 2006監督 バルタザール・コルマウクル原作 アーナルデュル・インドリダソン 孤独な老人の殺害事件を追う、やさぐれた中年刑事を描いたミステリ。 彩度を落とし、ざらついた質感の寒々しい映像はいかにも北欧映画だなあ、って感じでしたね。 ひょっとしたら16ミリフィルムで撮ってるのかな、と思ったんですが調べた限りでは記述がなかったので自信はないです。 で、肝心の内容なんで […]

バタフライ・エフェクト

アメリカ 2004監督、脚本 エリック・ブレス、J・マッキー・グルーバー 時間を遡行できる能力を持った男が「過去の改変」に手を染め、袋小路に追い込まれていく様子を描いたSFサスペンス。 この作品ならではの設定と呼べるのは、過去に第三者としてタイムスリップするのではなく、選択した過去のある地点に存在する「自分自身」に意識が転移する、としたルール作りですかね。 まあ、回りくどくなくていいかな、とは思い […]

  • 2019.03.19

サイレントヒル

アメリカ/日本/カナダ/フランス 2006監督 クリストフ・ガンズ脚本 ロジャー・エイバリー コナミの人気ゲームを映画化した作品。 私の知る限りでは、ゲームを映画化したタイトルで唯一の成功例がこの一作なんじゃないか、と思いますね。 監督が明晰だったのは、ゲームの世界観はそのままに、現実は現実として軸を違えて描いたこと。 ゴーストタウンであるサイレントヒルでの出来事に、無理な説得力をもたせようとして […]

チェイサー

韓国 2008監督 ナ・ホンジン脚本 ナ・ホンジン、イ・シンホ、ホン・ウォンチャン デリヘルを経営する元刑事の、連続殺人犯追走劇を描いたハードボイルドなサスペンス。 いやーもう、文句なしに面白いです。 どこか70年代の日本映画っぽい雰囲気はありますが、ドラマ作りのうまさが頭ひとつ抜けてる、と私は感じました。 やっぱりね、世代のせいもあってか、この手の「ろくでもないことしかやってないクズが何の見返り […]

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