2014年

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イコライザー

アメリカ 2014監督 アントワーン・フークア脚本 リチャード・ウェンク 80年代に放映されたテレビドラマシリーズ「ザ・シークレット・ハンター」を映画化した作品。 オリジナルに関してはその存在すら知らなかったので、比較検証はできないんですが、映画版のみで語るなら、さしずめ「法の網にとらわれぬ現代版必殺仕置人」って感じですかね。 主人公は元CIAの工作員、ロバート・マッコールという壮年の男なんですが […]

  • 2019.03.22

特捜部Q キジ殺し

デンマーク/ドイツ/スウェーデン 2014監督 ミケル・ノルゴート原作 ユッシ・エーズラ・オールスン 特捜部Qシリーズ、第2弾。 今作より、特捜部Qが正式な部署として発足しますが、事務のお姉ちゃんが一人増えただけであまり前作となにかが変わった印象はなし。 作中ではお姉ちゃんが割と重要人物扱いされてますが、もうちょっと華のある女優さんをキャスティングできなかったのか、とちょっと思ったり。 特捜部Qの […]

  • 2019.03.12

ローンウルフ 真夜中の死闘

アメリカ 2014監督 アドリアン・ガルシア・ホグリアーノ脚本 エリック・ストルツ 盲目の退役軍人が、たった一人で襲い来る狼男軍団を迎え撃つアクション・ホラー!みたいな感じでプロモーションされてますけど、それを真に受けて見ると「なんか違う感」が結構強かったりします。 ま、一応、過大でも嘘でもないんですけどね、基本物語の作りが狼男VS盲目軍人に重きを置いてない、というのがまずあって。 近年、同じく盲 […]

  • 2019.03.08

とうもろこしの島

ジョージア/ドイツ/フランス/チェコ/カザフスタン/ハンガリー 2014監督 ギオルギ・オヴァシュヴィリ脚本 ギオルギ・オヴァシュヴィリ、ヌグザル・シャタイゼ、ルロフ・ジャン・ミンボー ジョージア(グルジア)とジョージアからの独立を主張するアブハジアの間で起こった戦争(アブハジア紛争)を物語の背景に、その両軍が睨み合うエングリ川中央の中洲でとうもろこしを栽培するじいさんと孫娘を描いた作品。 いやち […]

  • 2019.03.06

人生スイッチ

アルゼンチン/スペイン 2014監督、脚本 ダミアン・ジフロン 6つのショートストーリーから構成されたオムニバス映画。 さて邦題の「人生スイッチ」なんですが、何故にこのようなタイトルに?と、私は結構疑問だったりします。 「押したら最後」だなんてキャッチコピーがついてたものだから、てっきりそのような摩訶不思議なスィッチが各話に登場するものなのだと思い込んでたんですよ。 いわば、ドラえもんの四次元ポケ […]

ヤング・アダルト・ニューヨーク

アメリカ 2014監督、脚本 ノア・バームバック 中年夫婦と若夫婦の世代を超えた交流を描いた作品。 中年夫婦の方は旦那であるジョシュがドキュメンタリー専門の映像作家、奥さんが映画プロデューサー、若夫婦のほうは旦那であるジェイミーが映画監督志望、奥さんはそれをサポート、という人物設定。 ジョシュ、一時期は世間の話題をかっさらう作品も発表してたんですが、最近はどうもスランプ気味。 新作も資金難で完成が […]

PK

インド 2014監督 ラージクマール・ヒラニ脚本 ラージクマール・ヒラニ、アブヒアット・ジョシ 地球を観測するために、他天体からインドにやってきたPKが巻き起こす大騒動を描いたSFコメディ。 まあその、一応便宜的にSFコメディ、とは書きましたが、実際の内容はコミカルな社会風刺劇ですね。 ラブロマンス込みの。 SFなのは初期設定だけ。 むしろ宇宙人云々にこだわりだすと、安っぽさと適当さに出鼻をくじか […]

夏をゆく人々

イタリア/スイス/ドイツ 2014監督、脚本 アリーチェ・ロルヴァケル イタリアの片田舎で養蜂家を営む一家を描いた家族ドラマ。 焦点が当てられているのは一家の長女であり、父親の片腕とも言えるほど養蜂に長じたジェルソミーナの気持ちの移り変わり。 まあ、彼女の成長物語、と考えて概ねまちがいない、とは思います。 人の言うことを聞かない上、高圧的で怒りやすい父親からの自立がテーマか、と考えたりもするんです […]

  • 2019.03.02

ラスト・シフト/最後の夜勤

アメリカ 2014監督 アンソニー・ディブラシ脚本 アンソニー・ディブラシ、スコット・ポイリー 移転が決定し、翌日には無人になる古びた警察庁舎で、最後の夜勤をたった一人で務める新人女性警官が遭遇した怪異を描いたホラー。 元ネタになってるのはジョン・カーペンターの初期作「要塞警察」。 そりゃあなた要塞警察が元ネタときちゃあ、見ないわけにはいかいない、ってなもので。 要塞警察はたった2人で警察署を砦と […]

ハングリー・ハーツ

イタリア 2014監督 サヴェリオ・コスタンツォ原作 マルコ・フランツォーゾ サスペンスなのかな?と思って見てたらどんどんスリラーみたいになってきて、見終わってみれば結局家族ドラマだったのか、それとも?・・・ってな作品。 まず私が感心させられたのはオープニングでのシチュエーション作りのうまさ。 物語の主役である夫婦が結婚前に偶然出会うシーンから始まるんですが、なんとそれが中華料理店のトイレなんです […]

  • 2019.02.24

超人X

ベトナム 2014監督、脚本 ヌエン・クワン・ユン ベトナム発のヒロイック・ファンタジー。 いや、もっとストレートに、ベトナム産マーベル、もしくはDCコミック、と言った方が妥当でしょうね。 そこはもうジャケットから想像するイメージそのままで、なんら裏切られることはなし。 失笑が漏れてくるほどスパイダーマンであり、アイアンマンへの憧憬がそのまま企画とかぶってます。 監督もそれを隠すつもりは毛頭ないよ […]

ピエロがお前を嘲笑う

ドイツ 2014監督 バラン・ボー・オダー脚本 バラン・ボー・オダー、ヤンチェ・フリーセ ま、プロットそのものがそれほど目新しくもない、ってのはまずある、と思うんです。 現実では冴えないPCオタがハッカーの世界で無法を繰り返し、徐々に名を挙げていくが、調子にのりすぎてとんでもないことに・・・・、って、あれ?どこかで似たような映画なかったっけ?って感触はやはり強い。 そういう意味で、中盤ぐらいまでは […]

  • 2019.02.19

テイキング・オブ・デボラ・ローガン

アメリカ 2014監督 アダム・ロビテル脚本 アダム・ロビテル、ギャビン・ヘファーナン 認知症をわずらった老婆の「それが病気のせいである」とはとても言い切れない謎の奇行を描いたホラー。 至極日本的な感覚で量るなら、いいのか?ってのは普通にありますよね。 超高齢化社会を迎える国内において認知症といえば笑えない社会問題ですから。 それをホラーとして仕上げてしまう感覚がもう、まさにアメリカというか、割り […]

  • 2019.02.18

すれ違いのダイアリーズ

タイ 2014監督、共同脚本 ニティワット・タラトーン さて、これまでタイの映画なんて全く見たことがなかった私ですが、この作品をタイ映画全体の標準とするのは早合点過ぎる、と思いはするものの、予想以上にレベルが高くて驚かされた、ってのは確か。 非常に丁寧に作ってあることに好感をもった、ってのはありましたね。 うまいなあ、と思ったのは置き忘れられた日記を小道具として、ヒロインの心の機微を雄弁に語らせた […]

  • 2019.02.16

ハロルドが笑う、その日まで

ノルウェー 2014監督、脚本 グンナル・ヴィケネ 40年間営んだ高級家具店が、目と鼻の先に出来たIKEAのせいで閉店に追い込まれてしまった初老の男の、IKEA創業者誘拐劇を描いたコメディタッチの人間ドラマ。 とりあえずIKEAとその創業者イングヴァル・カンプラードが実名そのままで出てくるのはちょっと驚かされましたね。 これがアメリカあたりだと訴訟沙汰にも発展しそうな気がするんですが、そのあたり北 […]

  • 2019.02.15

マジカル・ガール

スペイン 2014監督、脚本 カルロス・ベルムト 日本の魔法少女のアニメが大好きな12歳の女の子が、実は白血病に冒されていて余命いくばくもなく・・・というオープニングからは、どう考えてもSFかホラーかダークファンタジーに転ぶしかない、と私は見立てていたんですが、これが最後まで見てびっくり、デヴィッド・フィンチャーかよ!とでも言いたくなる一寸先の読めぬクライムサスペンス?だったりする。 もしくは、屈 […]

  • 2019.02.15

獣は月夜に夢を見る

デンマーク/フランス 2014監督、原案 ヨナス・アレクサンダー・アーンビー 私はてっきりこの作品、北欧ミステリだと思ってたんですね。 そそっかしい思い込みのせいで最初につまづきがあったことはまあ、認めます。 あれ?なんだこの展開?え?ホラーなの?どうなってんだ?はあ?と序盤であわてさせられたのは確かですし。 すんなり作品世界に入っていけなかったことが評価を捻じ曲げちゃってる部分もひょっとしたらあ […]

  • 2019.02.07

神は死んだのか

アメリカ 2014監督 ハロルド・クロンク脚本 ケイリー・ソロモン、チャック・コンツェルマン 神の存在を否定する哲学教授に、真っ向から論戦を挑む「神」肯定派の学生の奮闘を描いた作品、と言うものだから、こりゃきっとシナリオは膨大な量に及ぶ思弁映画に違いない、気を引き締めてかからねばな、と身構えてたんですが、いざ、蓋をあけてみればなんてことはない、単にキリスト教全肯定の宗教映画で心底落胆。 もうこれ以 […]

  • 2019.02.05

消えた声が、その名を呼ぶ

ドイツ/フランス/イタリア/ロシア/ポーランド/トルコ 2014監督 ファティ・アキン脚本 ファティ・アキン、マーディク・マーティン 1915年に起こったトルコ軍のアルメニア人大虐殺を物語のベースに、生き別れとなった娘を探す父親の孤独な旅を描いた重厚な人間ドラマ。 前半から中盤にかけて主人公を襲う悲劇的な運命の変転は、予断を許さぬ切迫感に満ちていたように思います。 どこかナチスドイツを題材にした映 […]

友よ、さらばと言おう

フランス 2014監督 フレッド・カヴァイエ脚本 フレッド・カヴアィエ、ギョーム・ルマン 元刑事と現役刑事のコンビによるクライムサスペンスというかフィルムノワールというか、まあおおむねアクションなんですが、これはちょっと見逃せない秀作だと思う次第。 ストーリーは至極単純なんです。 元刑事の息子が殺人事件の現場を目撃。 口を塞ぐために息子を始末しようとつけまわすマフイア。 すでに警官ですらないオヤジ […]

裁かれるは善人のみ

ロシア 2014監督 アンドレイ・ズビャギンツェフ脚本 アンドレイ・ズビャギンツェフ、オレグ・ネギン 市の開発計画の犠牲となり、住み慣れた土地と家をうばわれそうになる自動車修理工の孤独な抵抗を描いた人間ドラマ。 よくぞまあこの内容でロシア当局が横槍をいれてこなかったな、と感心するほど政治批判、反骨心に溢れた作品です。 ああ、やっぱりロシアってまだまだ旧社会主義国的な官僚主義体質が色濃く残ってるんだ […]

  • 2019.02.03

独裁者と小さな孫

ジョージア/フランス/イギリス/ドイツ 2014監督 モフセン・マフマルバフ脚本 モフセン・マフマルバフ、マルズィエ・メシュキニ まあその、いやらしい話ながら、きっとこの映画ってズブズブの感動路線で、独裁者はきっと物語の途中で人間性に目覚めちゃったりもして、でも決してハッピーエンドになるはずもなくて、最後は孫一人が取り残されて、でもきっと孫は独裁者の最後の姿から言葉では伝えきれぬ何かを胸に刻んだり […]

オートマタ

ブルガリア/スペイン/アメリカ/カナダ 2014監督 ガベ・イバニュス脚本 ガベ・イバニュス、イゴール・レガレッタ・ゴメス、ハビエル・サンチェス・ドナテ まあはっきり言ってしまうならプロット、シナリオともにどこかで見たような印象が強く、手垢感は濃厚です。 本来人間のサポートに徹するはずだったロボットが自律制御しだして驚異の存在に、ってなストーリーって、もう本当に古くから使いまわされ続けてきたパター […]

クライム・ヒート

アメリカ 2014監督 ミヒャエル・R・ロスカム原作 デニス・ルヘイン ドロップと呼ばれるマフィアの表に出せない金を一時的に預かるバーを舞台にしたサスペンスで、原題もそのまま「the Drop」、それをなぜクライム・ヒートなどというジェイソン・ステイサム主演のアクション映画みたいな邦題にしちゃったのか、本当に私は理解に苦しむ。 売らんがためにしたって、方向性が間違ってる。 これ、トム・ハーディ大立 […]

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