2019年

ジョーカー

アメリカ 2019監督 トッド・フィリップス脚本 トッド・フィリップス、スコット・シルバー しかしまあ、それにしてもDCはとんでもない映画をラインナップに加えたものだ、と驚きましたね。 これ、ジャスティス・リーグ(2017)とかワンダー・ウーマン(2017)見る感覚で劇場行ったら腰抜かしますよ、マジで。 はっきり言って落ち込む。 もう閉塞感というか、やるせなさがメーター振り切ってて、あれ?なんの映 […]

ザ・ファブル

日本 2019監督 江口カン原作 南勝久 ヤングマガジン連載中の漫画を映画化した作品。 裏社会では伝説的存在である凄腕の殺し屋が、殺人を禁じられ、一般社会で普通に暮らすことを強要されるお話。 私は原作を読んでないので断言できませんが、これ、コメディのプロットだよな、と思ったんですよね。 浮世離れした殺し屋の、ズレた日常生活を面白がるパターン。 ギャップを楽しむお笑い、というか。 なので岡田准一の演 […]

ポーラー 狙われた暗殺者

アメリカ/ドイツ 2019監督 ヨナス・アカーランド原作 ビクトル・サントス 引退間近の凄腕な殺し屋と、組織の暗闘を描いたガンアクション。 個人VS組織で、主人公は壮年、とくればどうしても思い出されるのがジョン・ウィック(2014)だったりしますが、まあぶっちゃけ似たような感じです。 双方ともグラフィックノベルっぽい内容ですしね。 本作は実際にウェブコミックが原作らしいですけど。 違いがあるとする […]

アド・アストラ

アメリカ 2019監督 ジェームズ・グレイ脚本 ジェームズ・グレイ、イーサン・グロス はるか太陽系の彼方へ、地球外生命体の探索を目的として旅立ったまま行方不明となった父親を、同じ宇宙飛行士を志した息子が探しに行く物語。 息子の向かう目的地は海王星近縁なんですけどね、これ、肉親の情とか、ヒューマニズムの精神でわざわざ宇宙船に乗り込むわけじゃないんです。 そもそも息子は遠の昔に親父は死んでる、と思って […]

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

アメリカ 2019監督、脚本 クエンティン・タランティーノ シャロン・テート殺害事件を題材に、隣人である落ち目の俳優とそのスタントマンを描いた60年代ハリウッドの内幕劇。 さて、私はタランティーノを「映画における自分の語り口を確立した人」と思ってて。 これを以前「芸」と書いたんですけど。 なかなか監督の作家性だけで勝負できないハリウッドにおいて、任せておけば当たるから彼の芸を信じてればいい、という […]

Diner ダイナー

日本 2019監督 蜷川実花原作 平山夢明 殺し屋専門の会員制ダイナー(レストラン)に売り飛ばされた女と、店主であるコックを描いた裏社会ドラマ。 さて私は、原作を数年前に読んでて、平山夢明がこんな小説を書くのか!と唸らされたクチだったりするんですが、いやー蜷川実花、ほんと好き勝手滅茶苦茶にしてくれやがりましたね。 原作ファンは多分怒ってると思う。 なんで安っぽい少年漫画みたいになってるんだよ!って […]

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

アメリカ 2019監督 マイケル・ドハティ脚本 マイケル・ドハティ、ザック・シールズ GODZILLA ゴジラ(2014)の続編にして、キングコング 髑髏島の巨神(2017)に続くモンスターバース・シリーズ第三弾らしいんですが、いやー、ひどい。 ほんとひどい。 もう、つっこむ気すらおきないですね。 あたかも、国内において粗製乱造された昭和のゴジラシリーズ(1960年代~70年代)を見ているかのよう […]

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

アメリカ 2019監督 ジョン・ワッツ脚本 クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ なんせアベンジャーズ/エンドゲーム(2019)の次に来るMCU作品ですんで、いったいあの大活劇のあとの混乱、癒やされぬ心理的ダメージをどう収拾つけていくつもりなのか、私は少なからず注目していたんですが、うーん、期待に答えてくれるほどのものはなかった、というのが正直なところですかね。 オープニングの数分でこれまでの流れ […]

  • 2019.12.09

ハッピー・デス・デイ 2U

アメリカ 2019監督、脚本 クリストファー・ランドン ハッピー・デス・デイ(2017)の続編。 うーん、あの終わり方で続編、って相当難しいんじゃないかなあ、結局同じことをまた繰り返すだけになるんじゃないかなあ、と案じてたりもしたんですが、結果的に予想は概ね的中するも、面白さはさらに度合いを増すというミラクルを見せつけてきやがりました、監督は。 私が驚かされたのは、タイムループの謎をきちんと解き明 […]

新聞記者

日本 2019監督 藤井道人原案 望月衣塑子、河村光庸 加計学園問題の裏側に迫ろうとする一人の女性新聞記者を描いたポリティカル・サスペンス。 もちろん劇中では加計学園の「か」の字も出てこないわけですが、誰が見ても「こりゃあのことだな」とわかる作りになってます。 久しくこの手の告発映画って、日本じゃ見かけなかったように思うんですよ。 よくぞまあクランクアップ、公開にまでこぎつけられたものだな、と。 […]

居眠り磐音

2019 日本監督 本木克英原作 佐伯泰英 ものすごく真っ当な時代劇で実に驚かされましたね。 時代考証や当時の文化、風俗を無視したネオ時代劇ってわけでもなく、桃太郎侍や遠山の金さんに代表されるスターキャラありきの時代劇、というわけでもない。 武家に生まれ、九州の小さな藩に務める武士の、予期せぬ転落と再起にあがく姿を等身大で描いてる。 これほんとに2019年公開作か?といぶかしむほどに渋い内容。 そ […]

スノー・ロワイヤル

2019 アメリカ監督 ハンス・ペテル・モランド脚本 フランク・ボールドウィン ファイティング・ダディ怒りの除雪車(2014)を監督自らセルフリメイクした作品。 どうでもいいけどすごい邦題だなあ、オリジナル。 半ば笑わせにかかってる気がしなくもないもないんですが、黒いユーモアを笑いと解するならあながち狙いは外れてないかも。 オリジナルは未見なんですけど、同じ人物がメガホン握ってることですし、多分作 […]

  • 2019.09.25

PROSPECT プロスペクト

アメリカ 2019監督、脚本 ジーク・アール、クリストファー・コールドウェル 宇宙時代を迎えた未来、危険を顧みず、汚染された惑星の希少な宝石を発掘すべく流浪する父娘を描いたアドベンチャーSF。 なんで父娘が親子揃って山師みたいなことをしてるのか、一切説明がないのでわからないんですが、どちらかというと娘はそろそろ落ち着きたい、でも親父がイケイケなもんでしかたなくつきあわされてる、ってのが物語基本の構 […]

翔んで埼玉

2019 日本監督 武内英樹原作 魔夜峰央 ほんっっっとうにバカな映画だなあ、と。 各都道府県の住人がお互い反目し合う、お里自慢に興じるってのはよくある話ですが、それに乗じてフィクションの世界で埼玉をこき下ろす、ってありそうでなかった気がしますね。 ついでに千葉をこき下ろしてるのも笑える。 しかもBL。 ちゃんと魔夜峰央ですよ。 埼玉県人は草でも食ってろ!と言い放ちながらその実しっかりBL。 どう […]

アリータ:バトル・エンジェル

アメリカ 2019監督 ロバート・ロドリゲス原作 木城ゆきと ジェームズ・キャメロン制作のもと、漫画『銃夢』をハリウッドにて実写化した作品。 しかしまあ、およそ30年前の漫画作品をなんでまた今になって?と思いますね。 攻殻機動隊(1991)の実写版もそうでしたけどね。 攻殻の場合はごく最近までメディアミックスが途切れてないから、また違うのかもしれませんけどね。 本作の主人公アリータがAIだったらタ […]

ラ・ヨローナ ~泣く女~

アメリカ 2019監督 マイケル・チャベス脚本 ミッキ・ドートリー、トビアス・イアコニス メキシコに古くから伝わる女の怨霊、ラ・ヨローナにとりつかれた家族を描いたホラー。 水辺で自害した女が悪霊化したのがヨローナらしいんですけどね、故事来歴の成り立ちは驚くほど最近見たロシア映画、黒人魚(2018)に似てますね。 水霊ルサールカとかぶっとるじゃないか、と。 ロシアとメキシコに何らかの共通点を見出すの […]

キラーズ・セッション

イギリス 2019監督 マーティン・オーウェン脚本 セス・ジョンソン、エリザベス・モりス、マーティン・オーウェン 殺人への欲求がおさえきれないサイコキラーたちが秘密裏に開催される自助グループ「キラー・アノニマス」に参加することで、殺人衝動を抑制しましょう、ってお互い心の内を告白しあってたら、外的要因の介在で余計に揉めた、ってお話。 アイディアは悪くない、と思います。 殺人者共が断酒会よろしく「ハイ […]

アベンジャーズ/エンドゲーム

アメリカ 2019監督 ルッソ兄弟脚本 クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー 前作インフィニティー・ウォー(2018)からおよそ1年を経て封切られた続編。 正直、1年は長かったよ、マーベルスタジオの皆様方。 ディズニーの方針なのかもしれないけどさ、あたしゃぶっちゃけ細部をもう忘れちゃったよ。 前作を見て、こりゃ大変なことになった・・・!と盛り上がった気持ちもかなり冷めた。 だから […]

  • 2019.08.26

シャザム!

アメリカ 2019監督 デヴィッド・F・サンドバーグ脚本 ヘンリー・ゲイデン DCエクステンデッド・ユニヴァース第7弾にあたるアメコミ・ヒーローもの。 なんとなくスーパーマンに似た感じというか、パロディみたいな雰囲気があるなあ、と私は思ったんですが、調べてみたら遠い昔に「似すぎてる」ってことでDCから訴えられた過去があるとか。 なぜ訴えられたキャラがいつのまにかDCの一員になっちゃってるのかよくわ […]

キャプテン・マーベル

アメリカ 2019監督 ライアン・フレック&アンナ・ボーデン しかしまあ、MCUはこれだけ多産なのにほんとハズさないなあ、と。 その一言ですね。 21作目ですよ、21作目。 やっぱりね、アベンジャーズが佳境を迎え、次のシーズンに突入しようかって時期に新キャラ投入って結構冒険だったのでは、と思うんですね。 だってファンは既存のヒーローの行く末にこそ注目してるわけで、こんな時に「うちの新人をひとつよろ […]