プログレ:イギリス

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  • 2019.04.20

BRUFORD

YESやらCRIMSONやらあちこちの有名なバンドでその名を見かけるドラマー、ビル・ブラフォードのソロアルバムなわけですが、これをメロディラインに無関係な打楽器に携わる人のお遊び的内容なんでしょ?などと舐めてはいけない。 いやもうね、腰抜かしました私。 私が最初に聞いたのは78年発表のfeel so goodなんですが、こりゃナショナル・ヘルスやハットフィールド・アンド・ノースにも匹敵する大傑作な […]

  • 2019.03.06

CIRKUS

メル・コリンズが在籍していたCIRCUSとは一字違い、同読みの別バンド。 どっちかというとプログレと言うよりは、ブリティッシュポップに近い肌触りなんですが、絶妙のタイミングでストリングスが切り込んできたり、コンパクトながらも予想外に凝った展開があったりで、油断はできません。 エッジの尖った音ではなく、甘々でロマンチストなシンフォニック・ロック路線なので、プロコル・ハルムとか好きな人は十分いけるかも […]

  • 2019.03.04

CIRCUS

クリムゾンやキャメルに参加したことで名の知られたサックス奏者、メル・コリンズが在籍していたグループ。 おおむねジャズロック、と言っていいのかもしれませんが、だからと言ってソフト・マシーンあたりの音を想像したりするとなにやら違和感を感じるかも。 私の感触ではこの音はプレ・ジャズロックですね。 普通にブリティッシュロックやってた連中が、ちょっとジャジーなアプローチも取り入れてみました、みたいな。 どこ […]

  • 2019.03.03

CATAPILLA

70年代の英国ロックバンドってのは、掘削の手間さえ厭わなければもう本当にとんでもないのが次から次へと無造作に野ざらしになってたりもして「いったいどれぐらい日の目を見なかったバンドが存在してんだ?!と目眩がしてくるほどだったりしますが、その一角を担うのがCATAPILLAである、と言って大きく間違いではないでしょうね。 楽曲はいかにもブリティッシュなブルーズロックでそれほど目新しさはない。 このバン […]

  • 2019.03.01

CARMEN

誰が言ったか、フラメンコロック。 けれどこの直裁な形容が、見事このバンドの本質を言い表しているようにも思いますね。 やってることは至極シンプルなんです。 フラメンコとロックを融合させてみる、というワンアイディア一発勝負のハイブリッド。 下賤な言い方をするならフラメンコのロック調アレンジ。 けれどこれがね、やたらいいんです。 ありがちな色物的ポジションに甘んじて無いんですね。 私が感心したのはロック […]

  • 2019.02.28

BRAND X

スタジオミュージシャン集団による技巧派ジャズロックバンド。 なんといっても注目に値するのはジェネシスのフィル・コリンズがドラマーで参加してることでしょうね。 ジェネシスを聞いてる分にはさほど実感がわかなかったんですが、これ、本当に本人?と唸らされるほどフィル・コリンズ、ドラムが達者。 ジャズもやれちゃうのかよ!と驚きでしたね、私は。 楽曲が適度にジャズにかぶれてます、っていうんじゃなくて相当に本格 […]

  • 2019.02.26

CARAVAN

SOFT MACHINEと並んでカンタベリー系の音を形にしたバンド、と言われてますが、私の感触ではそれほどジャズの匂いは濃厚じゃないですね。 すべてのアルバムを聞いたわけじゃないので断言はできないですが、不思議なポップセンスがあるというか、馴染みやすさがあるというか。 いや、盛り上がらないのは確かなんです。 ジャズ由来のクールさがロックのアグレッションとは真反対の方向に作用してるものだから、パッケ […]

  • 2019.02.25

ART BEARS

ヘンリー・カウのクリス・カトラーとフレッド・フリスが歌姫ダグマー・クラウゼとともに立ち上げたバンド。 さて、プログレを愛するアルティメットなリスナーのみなさんにとってヘンリー・カウと言えば前衛ジャズ・ロックの大看板であり、カンタベリー・シーンの重鎮であるわけですが、以前にも書いたように、私はカンタベリー系の音ってのは苦手。 どこにカタルシスを見い出せばいいのかわからないんですよね。 なので、あのヘ […]

  • 2019.02.23

SOFT MACHINE

CARAVANとともにカンタベリー系の音を形作ったバンドとして有名なグループですが、まあ、ぶっちゃけカンタベリー系って、私はあんまり好きじゃなくて。 この抑揚のなさはいったいなんなんだ?と聞いてて眠気に襲われちゃうんですよね。 そもそもジャズに精通してないし、門外漢であることも大きく影響してるとは思うんですが、それでもCHICK COREAやMAHAVISHNU ORCHESTRAはアルバムをおか […]

  • 2019.02.19

CAMEL

プログレというジャンルのオリジネイターたる5大バンド(クリムゾン、イエス、フロイド、EL&P、ジェネシス)にも比肩する歴史あるバンドとして、評価の高いグループですが、実は私、まるでぴんと来てなかったりします。 mirage(1974)やsnow goose(1975)、moonmadness(1976)あたりのアルバムが人気も高く、バンドの地位を不動のものにした印象がありますが、これがねー […]

  • 2019.02.18

BABE RUTH

いかにも70年代なブリティッシュハードロックだなあ、と思ったのが一般的に代表作だと言われているセルフタイトルのbabe ruth(1975) タイトな演奏の整然としたロックアルバムで、これはこれで悪かないんですけど、個人的にはあんまり心の琴線に触れるものがない。 英国ロックファンはきっとお好きでしょうけどね。 むしろ私のアンテナに反応したのは前作のamar caballero(1973). ハード […]

  • 2019.02.18

BARCLAY JAMES HARVEST

どっちかというとプログレファン以外の支持のほうが高そうな気もするバンドなんですが、この音を食わず嫌いで済ますのはあまりにもったいない、というのが偽らざる本音。 フォーク・ロック風であるとか、アグレッションに欠けるとかコアなリスナーからすれば物足りなさもあるんでしょうけど、ここまでメランコリックで幻想的な音空間をクサくならずに構築するセンスはちょっと他には見当たらない、と私は思うんですね。 やっぱり […]

  • 2019.02.18

BEGGARS OPERA

70年代に合計6枚のオリジナルアルバムを発表してるバンドなんですが、私が聞いたのはこの1枚だけ。 72年発表のPathfinder。 最初に聞いたときはこりゃ間違いなくドイツのバンドだ、と思いましたね。 フレーズのクサさもさることながら、やることなすことがいちいち垢抜けない。 ストレートに言っちゃうならダサい。 もうね、一生懸命なんです。 それは伝わってくる。 でも全部が空回りしてるというか、大味 […]

  • 2018.12.26

ARENA

なんだかもう気がついたらポンプロック系のアルバムでしょっちゅうその名を見かけるキーボード奏者、クライブノーランが参加してるバンドなわけですが、私が聴いたのはこの1枚だけ。 通算5枚目のアルバムらしいんですが、思いのほかハードロックです。 いかにもポンプらしい煮え切らなさ、英国特有の湿りすぎててすっきりしない感じは希薄。 楽曲に明確なヤマ場、わかりやすいコーラスがあるんですね。 アメリカ的、というと […]

ATOMIC ROOSTER

音楽性の変遷が激しすぎてなにをやりたかったのか、よくわからないバンドではあるんですが、それでも1stはギターレスの鍵盤ロックバンドとしてプログレに近接した好盤だと思います。 このバンドが特徴的だったのは、キーボードメインながら過剰にクラシックやジャズに傾倒することなく、野太くブリティッシュロックだった点でしょうね。 ブルージーと言ってもいいと思う。 キーボードのヴィンセントクレインは好事家の間であ […]

  • 2018.12.20

THE ALAN PARSONS PROJECT

アランパーソンズプロジェクト、といえば80年代のイギリスのシーンを牽引し、遠くアメリカのミュージシャンにも影響を与えたグループとして有名なわけですが、なぜかプログレ界隈でも話題になったミュージシャンで、主に評価が集中してるアルバム、とされるのがこの1st、Tales of Mystery & Imagination。 実は私、プログレ好きながら、このアルバムに全くぴん、ときてません。 エド […]

  • 2018.12.18

AFFINITY

プログレファンにも人気の「隠れた名盤」として名高い1枚。 内容的には普通にこの時代の、ややブルージーなブリティッシュロックで、とりたててどう、と言うほどではないんですが、なんと言いますか、運んでくる空気感、みたいなものがひどく濃厚にあの時代、なんですね。 少し歪んだオルガンや、リンダホイルのハスキーなヴォーカルが聴くものの脳裏にそれぞれの「情景」を浮かび上がらせる、とでもいえばいいんでしょうか。 […]

  • 2018.12.18

ASGARD

著しく購買意欲をそがれるジャケットなわけですが、これがもうデザインとは裏腹に素晴らしい内容で、いったい何事か、のレベル。 ムーディーブルースのレーベルからリリースされた、バイオリンを擁する6人組バンドの唯一作なんですが、オープニング1曲目から私は早々にノックアウトされましたね。 とにかくメロディが素晴らしいんです。 いちいちツボをつく湿り方、というか。 歌えるメンバーがヴォーカルを含め4人居るみた […]

  • 2018.12.18

AARDVARK

ギターレス4人編成による鍵盤ロックバンド。 いかにもプログレ、といった型にとらわれぬ縦横無尽なプレイをキーボードが聴かせる、というわけではなく、どちらかといえばアンサンブル重視タイプ。 とはいえ楽曲はなかなか多彩です。 ブルージーでアクの強い曲があるかと思えば、ジャジーなアプローチもあり、荘厳な大曲もある、といったカラフルな内容。 有象無象のユーロロック勢の中にあって、メロディセンスはなかなかのも […]

PETER GABRIEL

初期ジェネシスの顔ともいえる看板ヴォーカリスト、ピーターガブリエルですが、以前にも書いたようにガブリエル在籍時のジェネシスって、私はあんまり好きじゃなくて。 それ故ジェネシス脱退後のガブリエルの動向にもまるで興味がもてずにいたのですが、なにげに聴いたこのアルバムが意外に良くて、後年評価を改めた次第。 はっきり言ってプログレには全く抵触すらしておらず、どちらかといえば、80年代大流行したいわゆるニュ […]

ROBERT FRIPP

ご存じプログレ界のラスボス、キングクリムゾンはフリップ大先生の初のソロアルバム。 何やらこのアルバム、バージョン違いが3つ有るらしく、いろいろとややこしいんですが、どうやら私が持っているのは89年に再発されたThe Definitive Editionのようです。 他にもオリジナル盤とRimix盤があるとか。 大きな差異はないようですが、オリジナル盤は未だ未CD化らしい・・・・と思っていたら06年 […]

DAVID GILMOUR

ピンクフロイドのギタリストであるデイヴギルモアの、78年作以来22年ぶりになるソロアルバム。 さて私にとってのフロイドとはギルモアであり、リチャードライトなので、もうね、94年の「対」以降、全く音沙汰のなかったフロイドの空白期間を埋める感涙の1枚になったのは間違いないです。 格別何か新しいことをやっているわけではありません。 いつものギルモアのプレイなんですが、そのプレイがね、世界を見渡してもそう […]

RICHARD WRIGHT

ピンクフロイドのキーボードプレイヤー、リチャードライトのソロアルバム。 「wall」製作途中にロジャーウォーターズとの対立が深刻化して、いったん解雇されてますが、その後「対」で復帰。 発表時期を鑑みるなら、ちょうどウォーターズともめてた頃ですかね、これは。 わかりませんが。 残念ながら08年に亡くなられていますが、残されたこのアルバム、びっくりするぐらいいい出来で、実は必聴だったりします。 もうね […]

GENESIS

ポンプロックの祖、ブリティッシュプログレの大看板であるジェネシスですが、実は私、プログレ黎明期の有名どころで一番ぴん、ときてないのがこのバンドだったりするんです。 一般に評価が高いのが「nursery cryme」であったり「foxtrot」「selling england by the pound」あたりだったりするわけですが、そのどれもが私の琴線に触れなかった。 ポンプ特有の煮え切らないメロデ […]