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YES

さてYESというと、世にプログレという音楽を広めた英国5大バンドの内のひとつ、なわけですが、実は私正直にいいますとね、あんまりYESは得意分野ではないんです。 いや、プログレ大好きですし、YESはthe yes albumからマグニフィケイションまでなら全部聴いてるんですが、率直に言いましてカタルシスを得にくい音だと私は思うんです。 あえてセオリーを踏み外した末に、意図的に気持ちのいいところにいか […]

Trevor Horn

やっぱりトレヴァーホーン、というとこのアルバムかな、と。 なんだかんだいっても「ラジオスターの悲劇」は80年代を彩ったエレクトロポップ、ニューウェイブムーブメントの幕開けを飾るエポックメイキングな1曲だと思いますし、なによりポップソングとして非常に良く出来ている、と私は思います。 当時は歌いだしのラジオボイスが、曲名そのままとはいえ、ひどく斬新に感じられたものでした。 もちろん掘り下げるなら、この […]

マチェーテ・キルズ

2014 アメリカ 監督 ロバート・ロドリゲス 原案 ロバート・ロドリゲス マルセル・ロドリゲス 脚本 カイル・ウォード 往年のB級アクション映画のパロディ、第2弾。 前作もばかばかしかったですが、今作はさらに輪をかけて悪ノリ路線一直線。 確信犯的悪ふざけにどこまで同調できるか、が肝かとは思いますが、私はこういう企画を本気で実現してしまう行動力がたまらなく好きなんで、今回も充分楽しめました。 ダニ […]

大脱出

2014 アメリカ 監督 ミカエルハフストローム 脚本 マイルズチャップマン アーネルジェスコ まあ正直いいますと、それほど期待してはいなかったんです。 スタローンとシュワルツェネッガーが顔をそろえた、ってだけで内容がともなっていなくても、それなりの興行収入は期待できるでしょうし。 あちこちで言われてますが最近のスタローンは往年のアクション俳優再生工場現場主任って感じですから、おそらく今作も、エク […]

ダラス・バイヤーズクラブ

2014 アメリカ 監督 ジャン=マルク・ヴァレ 脚本 クレイグボーデン メリッサウォーラック まだエイズが広く認知されていなかった80年代アメリカ、知識のなさから罹病してしまい、余命30日と宣告された電気技師の苦悩と葛藤を描いた作品。 実話が元になってるらしいのですが、本当にこんなやつが居たのか、と、私は単純に主人公のそのバイタリティに感心させられました。 えてしてこういう作品って、感動大作な方 […]

河童の三平

1968年初出 水木しげる 2010年にNHKで放映された「ゲゲゲの女房」のおかげで一躍国民的漫画家に祭り上げられて表彰までされてしまった水木しげるですが、みなさん本当に水木しげるの漫画、読んでるのかなあ、と言うのが私の正直な感想だったりします。 というのもね、この方、決して手塚治虫のように多産の天才でもなければ、突出した大傑作がある、と言うわけでもないからです。 もちろん何度もテレビアニメ化され […]

ASIA

なんとなくMTV全盛時の産業ロックあつかいされてしまいがちなASIAですが、実はこのバンド、プログレファンにとっては垂涎もののえり抜きミュージシャンが集まったスーパーバンドだったりするわけです。 元キングクリムゾンのジョンウェットン、元バグルスで後に一時期イエスにも在籍したジェフダウンズ、元イエスのスティーブハウに、元EL&Pのカールパーマー、ときては期待するな、という方が無理、というもの […]

パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画

2011 アメリカ 監督 ジル・スプレガー 脚本 ジル・スプレガー カレン・スプレガー 日本では未公開の作品でWOWWOWで放映されたっきりあんまり話題にもなってないみたいなんですが、これが意外とよくできたサスペンスでなかなか見ごたえがあります。 営業トークが達者な主人公の保険屋がちょっとした出来心のせいでどんどん予想外の事件に巻き込まれていく、という展開が、スリリングで最後まで飽きさせません。 […]

LIFE

2014 アメリカ 監督 ベンスティラー 脚本 スティーブコンラッド かの有名なアメリカのグラフ雑誌、LIFEの電子媒体化をめぐって、最後の表紙となる写真のネガをなくしてしまった男のドタバタを描いた作品。 元々はジェームズサーバーの短編「虹を掴む男」のリメイクらしいんですが、これが評判にたがわずいい出来で思わずにんまり。 物語中盤ぐらいまでは、主人公ウォルターの妄想をいちいち凝ったCGで、現実の延 […]

るろうに剣心

2012 日本 監督 大友啓史 さて私は非常に時代劇にはうるさい男ですので、原作の時点で全くうけつけなかった、というのは正直あるんです。 史実とか時代考証とか、当時の風俗、文化、突き詰めるなら、言葉遣いひとつとってもこれはファンタジーと解釈しなければ許容できない、と思ってはいたんです。 残念ながら映画本編もその部分に関しては改善されていません。 いや、そこまでジャンプを踏襲しなくてもいいのに、と思 […]

  • 2018.11.17

JOURNEY

さて私が産まれて初めて聞いたロックアルバムって、なんだったんだろう、と今日ぼーっ、と考えていたんですけど、記憶を遡ってみたら学生時代の私に多大な影響をあたえたデヴィッドボウイではなく、実はジャーニーのこのアルバムだった事に気づいて愕然。 そうか、私は産業ロックの申し子だったのか! ジャーニーを産業ロック、などと言っては怒られそうな気もしますが、ロックというにはあまりにキャッチー、というのが偽らざる […]

LOOPER

2012 アメリカ 監督、脚本 ライアンジョンソン タイムパラドックスの概念が理解できてないと、前半で、あれ?ってなるかもしれませんが、バックトゥザフューチャーをご存知の方なら、多分余裕で理解できるのでは、と思います。 ちょっと細部に疑問に感じる部分もないわけではありませんが、それでも実に脚本が良くできてるように私は思いました。 直球でSFなんですけど、CGで派手に見せるのにこだわるのでなく、じっ […]

ロストワールド

1948初出 手塚治虫 商業デビュー作ではないんですが手塚先生が中学生の頃から温めていて私家本も作っていたという最初期の長編です。 作画とかコマ割りとかとても全盛期の先生には似ても似つかぬ有様でほとんど別人と言っていいと思うんですが、なんせ昭和23年発行のマンガですから。 そりゃもうしかたがない。 終戦直後ですよ。 逆に終戦直後によくぞここまで、と、私は思いました。 正直何もかもが前時代的ではある […]

MAMA

2013 カナダ/スペイン 監督、脚本 アンディ・ムスキエティ 古い映画から順番に書いていこう、と思ってんですが、突然去年の作品です。 というのもこれが実に良くできた作品だったから、なんです。 忘れちゃう前に書いておこう、と。 いわゆるホラー映画って、もうある種の定型を模倣するしかないのかな、と最近私は思ってたんですけど、この作品を見て、ああそれもやっぱり作り手次第なんだ、と痛感した次第。 ちょっ […]

恐怖の報酬

1953 フランス 監督、脚本 アンリ=ジョルジュクルーゾー 私は白黒映画ってチャップリンを除いてあんまり見てないんですけど、この作品だけはね、もう色ついてないとか古いとかそういうの全然関係なしで滅茶苦茶おもしろいんで、知らない方がいらっしゃったら是非是非ご覧になってください、と声を大にしてお薦めしたい。 監督はフランスのヒッチコックといわれ、世界三大映画賞を制覇した巨匠アンリジョルジュクルーゾー […]

モダンタイムス

1936 アメリカ 監督・製作・脚本・作曲 チャーリーチャップリン えー以前別の場所で書きましたけれど、私が映画にどっぷりはまるようになったのはとある友人のせいでして。 それまではほとんど映画って見ることはなかった。 でも全く見てなかったか、というと決してそういうわけではなくて、やっぱり見るつもりもなくなんとなく見てしまった作品、ってのはいくつかあったんですよね。 そのうちのひとつが当時偶然NHK […]

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